解糖−反応 |
不可逆 ヘキソキナーゼ |
||
D-グルコース | ATP ADP Mg2+ |
グルコース 6-リン酸 |
灰色:炭素 青:窒素 赤:酸素 橙色:リン 緑:Mg2+ |
||
酵母ヘキソキナーゼの構造 | ヒト脳ヘキソキナーゼの構造 | |
分子中央に基質を結合する深い溝が見える。結合するグルコースは分子の中に完全に埋もれてしまう。 | 酵母の酵素が2つ結合したような構造をもつ2価の酵素で,これがさらに二量体をつくる。基質であるグルコースは酵素分子の奥深くに埋もれている。 |
[一言] 脳の一部,腎臓髄質,赤血球はグルコースを唯一のエネルギー源とする臓器または細胞である。脳は,緊急時にはケトン体を使う。脳は体重の2%を占めるに過ぎないが,グルコース消費量は全体の20%にも達する。 |
解糖−反応 |
グルコースリン酸 イソメラーゼ |
||
a-D-グルコース 6-リン酸 | フルクトース 6-リン酸 |
グルコース再生 |
グリコーゲン合成 |
|
ホスホグルコン酸経路 | グルコース 6-リン酸 | グルコース 1-リン酸 |
フルクトース 6-リン酸 (解糖系) |
グルクロン酸回路 |
グルコースリン酸イソメラーゼの構造 |
二量体タンパク質に,2分子のフルクトース 6-リン酸が結合している。 |
解糖−反応 |
不可逆 ホスホフルクト キナーゼ-1 |
||
フルクトース 6-リン酸 | ATP Mg2+ ADP | フルクトース 1,6-ビスリン酸 |
ホスホフルクトキナーゼ活性 | ||
ATP ADP Pi H2O |
||
フルクトース 6-リン酸 | フルクトース 2,6-ビスリン酸 | |
フルクトース 2,6-ビスホスファターゼ活性 |
微生物ホスホフルクトキナーゼの構造 | ホスホフルクトキナーゼの4次構造 |
a-へリックス(赤),b-シート(緑) 基質(F-6-P, 水色),Mg2+(白) 2分子のADPが基質の真上と分子下方に結合 |
4つのサブユニットを色分けしている。 |
解糖−反応 |
アルドラーゼ | + | |
フルクトース 1,6-ビスリン酸 | DHAP + GAP |
アルドラーゼの構造 |
基質: DHAP + GAP |
解糖−反応 |
トリオース リン酸イソメラーゼ |
||
ジヒドロキシ アセトンリン酸 |
(DHAP) | グリセルアルデヒド 3-リン酸 (GAP) |
トリオースリン酸イソメラーゼの構造 (左)酵母酵素の1つのサブユニット,(右)鶏の酵素 |
解糖−反応 |
グリセルアルデヒド 3-リン酸 デヒドロゲナーゼ |
||
グリセルアルデヒド 3-リン酸 |
NAD+ NADH2+ + Pi (無機リン酸) |
1,3-ビスホスホ グリセリン酸 [高エネルギー化合物] |
グリセルアルデヒド 3-リン酸デヒドロゲナーゼの構造 | |
1つのサブユニット(左) NAD+が分子上方に結合 |
4次構造(右) 4つのサブユニット(色分けして示す) が,ほぼ正四面体状に配置している。 |
解糖−反応 |
ホスホグリセリン酸 キナーゼ |
||
1,3-ビスホスホ グリセリン酸 |
ADP | 3-ホスホグリセリン酸 |
|
ホスホグリセリン酸キナーゼの構造 |
解糖−反応 |
ホスホグリセロ ムターゼ |
||
3-ホスホグリセリン酸 | 2-ホスホグリセリン酸 |
ホスホグリセロムターゼの構造 |
a-helix(赤),b-構造(緑),基質(青) |
解糖−反応 |
エノラーゼ | ||
2-ホスホグリセリン酸 | Mg2+ H2O | ホスホエノール ピルビン酸 [高エネルギー化合物] |
エノラーゼの構造 中央の灰色球はMg2+イオンである |
解糖−反応 |
不可逆 ピルビン酸 キナーゼ |
互変異性 |
|||
ホスホエノール ピルビン酸 |
ADP | ピルビン酸 (エノール型) |
ピルビン酸 |
ピルビン酸キナーゼの構造 a-helix(赤),b-構造(緑),ピルビン酸(水色) |
乳酸発酵−反応 |
乳酸 デヒドロゲナーゼ |
||
NADH2+ NAD+ |
||
ピルビン酸 | 乳酸 |
乳酸脱水素酵素2量体の構造 アポ酵素(緑と青),補酵素(NADH2+, 赤と黄) |
アルコール発酵−反応 |
ピルビン酸デカ ルボキシラーゼ |
アルコール デヒドロゲナーゼ |
|||
TPP CO2 |
NADH2+ NAD+ |
|||
ピルビン酸 | アセトアルデヒド | エタノール |
ピルビン酸デカルボキシラーゼ 2量体の構造 アポ酵素(緑と青),補酵素(TPP, 赤) |
アルコール脱水素酵素2量体の構] アポ酵素(緑と青),補酵素(NADH2+, 赤), 4つの亜鉛イオン(灰色),エタノール(水色) |
補酵素(TPP)はサブユニットの界面に存在する。 | 基質であるエタノールが補酵素と接触し,水素添加を受ける。 |
|